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出典:ヤマハ発動機

ヤマハ発動機は、薬効を評価する試験工程の一部を担う細胞(塊)のピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER(セルハンドラー)」を新たに開発しました。第1号機を2017年8月31日に福島県立医科大学へ納入済みです。
CELL HANDLERは、手動では困難であった速度と精度で目的の細胞を選択、高密度培養プレートへ、一つずつ移動するとともに撮像、画像情報を取得・データ化します。

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出典:ヤマハ発動機

この装置には、ヤマハ発動機が培ってきた表面実装機の超高速・高精度なピック&プレース技術が応用されています。チップ部品よりも微細で壊れやすい細胞に合わせて新開発した吸引吐出技術や撮像・画像処理技術を搭載。併せて、専用の使い捨て可能なチップと容器も独自に開発しました。
今後はハードの提供に合わせて関連サービスの充実を図り、新薬の研究開発や個別化医療などに貢献する考えです。

電子機器で使われるチップが微細化しているとはいえ、細胞とは比べ物にならないくらい大きいはず。今回の技術が表面実装機にフィードバックされることで、さらに表面実装機が進化することになるのでしょう。


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