目視検査支援機がどういうものか、Neoviewの機能を数回に分けてご紹介しています。今回は第2弾。 

見えなかった工程が見えるトレーサビリティ管理
ものづくりの現場では、目視検査はけっこう重要な工程です。熟練した方だと、機械以上に敏感に不良を検出してくれます。
目視_株式会社デンケン
出典:株式会社デンケン

しかし、他の検査機と決定的に異なるのは、トレーサビリティです。
Wikipediaによると、トレーサビリティとは、物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態をいいます。日本語では追跡可能性とも言います。 

簡単にいえば、「記録が残っていて追跡できるか?」ということです。身近なトレーサビリティとして、牛海綿状脳症(BSE)のまん延防止のために牛一頭ごとに情報を一元管理する牛トレーサビリティ制度が実施されています。

一般的に、ものづくりの現場で目視検査の記録に書いてある内容というと
 いつ、誰が、何個見て、どういう不良を見つけたか?

この記録を後から見た場合、決定的な情報が不足しています。それは
 なにを見ていたか? です。

肉眼や拡大鏡で見ているとき、見ているものを画像として記録を残すことは困難です。最近は画像を残せるマイクロスコープなどもありますが、毎日のように数百・数千とモノを作っている量産工程では、手間がかかりすぎてしまいます。

目視検査支援機Neoviewは、目視検査をしたときの画像を自動で記録します。良品・不良品のすべての画像を残すことで、いつ、誰が、何を見て、どう判断したかまでまとめて情報化してトレーサビリティを保証できます。
つまり、製品を出荷した後でなにか問題が見つかったとき、記録された画像を引っ張り出して再確認することもできるわけです。

traceability

Neoviewの検査記録の中には、トレーサビリティを保証するために必要な情報が盛り込まれています。
さらに、蓄積した検査結果を活用すれば、品質向上の切り口がすぐに見つかります。


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