衛生管理者試験の試験科目は、大きく分けて「関係法令」「労働衛生」「労働生理」の3つです。
これらの試験科目のうち、関係法令と労働衛生については、有害業務の有無で2つに分かれます。
これにより、第一種衛生管理者試験の試験科目は全部で5種類となります。
  • 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)
    労働安全衛生法や労働基準法といった法律に関して出題されます。
  • 関係法令(有害業務に係るもの):第一種のみ対象
    酸欠や石綿障害などを防止するための規則や設備の自主点検など、有害業務に関する問題も出題されます。
  • 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)
    健康保持増進や一次救命処置など、知っておくべき知識や取り決めに関して出題されます。
  • 労働衛生(有害業務に係るもの):第一種のみ対象
    有害物質や作業環境管理など、有害業務に関する問題も出題されます。
  • 労働生理
    人体の仕組みや機能に関して出題されます。また、ストレスや疲労、肥満などに関する問題もあります。
    労働衛生に関しては、第一種、第二種ともに同じです。

有害業務とは、その言葉のとおり、人体に有害となるおそれのある業務のこと。有機溶剤などの薬品を使った業務や放射線などが発生する業務などのことを指します。有害業務の種類は非常に多く、第一種衛生管理者試験の問題に必ず出てくる部分です。

第一種の試験は出題範囲が広く、有害業務に関する問題では、塩素、アセトン、ジクロルベンジジンなど、化学物質の名称を覚える必要があります。

おススメの問題集は
ほかにも何冊か使いましたが、最後に残ったのはこの2冊。
第1種衛生管理者試験問題集 解答&解説〈平成28年度版〉中央労働災害防止協会
第一種衛生管理者免許試験対策 合格水準問題集〈平成28年度版〉全国労働基準関係団体連合会


  クリックして応援をお願いします!