Daikin-s
出典:Wikipedia

2019年7月1日、ダイキン工業は、代替フロン「HFC-32」を使ったエアコンの製造や販売に関する特許の権利不行使の誓約を宣言しました。これにより、同社と書面での契約をすることなく、特許を無償で使用できるようになります。

オゾン層を破壊するフロンが禁止されて以降、代替フロンの利用が進んでいます。しかし、2016年10月には、モントリオール議定書のキガリ改正において、代替フロンによる温暖化影響を段階的に削減していくことが合意。この改正が2019年に発効しました。
そのため、地球温暖化の影響の大きい代替フロンの利用が広がるのを抑え、同社が利用するHFC-32にも規制が強まることを避けたい考えです。

同社のWebサイトには、「HFC-32特許権不行使の誓約」や対象の特許リストが掲載されています。

関連リンク
低温暖化冷媒HFC-32を用いた空調機の特許権不行使を宣言 | ニュースリリース | ダイキン工業株式会社
ダイキンによるHFC-32関連機器に関する特許権不行使の誓約(誓約文) | HFC-32特許権不行使の誓約 | ダイキン工業株式会社
特許リスト | HFC-32特許権不行使の誓約 | ダイキン工業株式会社


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