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夏場を迎え、刈払機を使って草刈りをする機会が多くなります。
刈払機はホームセンターやインターネットなどで個人でも簡単に購入することができ、手軽に使える便利な機器です。しかし、鋭利な刈刃がついており、使用中は高速で回転するため、慎重に取り扱わないと指や脚などの骨折や切断などといった取り返しのつかない重篤なケガにつながる危険性があります。 刈払機を使う際は、とくに以下の点に気を付けましょう。
  1. ヘルメット、保護メガネや防振手袋など、保護具を必ず装着し、事前に機器の点検を行ってから作業をしましょう。
  2. 作業をする前に小石や枝、硬い異物などを除去し、15m以内に人がいないか確認して作業をしましょう。
  3. 障害物や地面などにぶつかって起きる刈刃の跳ね(キックバック)に注意しましょう。
  4. 刈刃に詰まった草や異物を取り除く際は、必ず機器を止めてから行いましょう。
  5. 作業者の家族や周囲の方は、作業者が安全対策をきちんと行っているか一緒に確認し、作業中も作業者に変わったことがないかを常に意識するようにしましょう。
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出典:日本農業機械工業会

さて、刈払機を使った草刈りを労働安全衛生の観点で見てみることにします。
動力刈払機の使用、具体的には機体重量 3t未満の小型刈払機の運転取扱に免許は必要ありません。
しかし、労働安全衛生法施行令では「特別教育」が必要とされる危険業務のひとつです。免許資格が必要ない軽度な危険業務作業に従事する労働者への安全教育の意味もあることから、事業者に特別教育を実施する義務が課せられます。
なお、家庭内での作業やボランティア作業などでは特別教育の実施義務はありません。




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