160720_dryzero
出典:アサヒビール

ノンアルコールビールの特許を侵害されたとして、サントリーホールディングスがアサヒビールに対して「ドライゼロ」の製造、販売差し止めを求めた特許侵害訴訟
本日 7月20日、控訴審の和解協議が知的財産高裁であり、両社の和解が成立しました。

サントリーは訴訟を取り下げ、アサヒビールは特許無効審判を取り下げるとのこと。今後も争わないことで合意しました。
これにより、サントリー側の特許は維持され、両社とも従来どおりノンアルコールビールの製造・販売を続けます。

ざっくりした訴訟の流れは
 
  1. サントリー、ノンアルコールビールに飲み応えを出す成分の特許を2013年10月に取得
  2. サントリー、アサヒビールのドライゼロが特許の範囲内にあるとして提訴
  3. アサヒビール、サントリーの持つ特許に対して無効審判を申し立て
  4. 1審の東京地裁、「特許の内容に進歩性はない」として特許無効と判断。サントリーの請求を棄却
  5. サントリーが控訴
  6. 控訴審の和解協議で和解が成立

1審の「進歩性なし」との判断が効いてますね。進歩性とは
特許法において、進歩性(しんぽせい、inventive step、inventiveness)とは、発明が、先行技術に基づいてその技術分野の専門家が容易に成し遂げることができたものではないことをいう。発明について特許を受けるための要件の一つである。 (Wikipedia)
サントリーとしては、無効審判で勝ち目がないと判断したのでしょう。訴訟を続ければ特許も失いかねないですから。

このニュースを見て、当社の特許に対して無効審判の請求を起こされたことを思い出しました。
類似製品を製造・販売する企業に対して当社が提訴したため、被告は訴訟の元となった特許自体を無効にしたかったわけです。
その記事は
後発薬(ジェネリック)の特許侵害、認める。特許庁での口頭審理、すごい経験をしたことを思い出しました。


  クリックして応援をお願いします!