カテゴリ: 衛生管理者
環境省、住宅・ビルの解体などでアスベスト有無の全件報告を義務化へ
環境省は、住宅・ビルなどを解体したり改修したりする際に、アスベストの有無を事前に調査して都道府県に報告することを義務づける方針を固めました。対象となるのは、すべての建物となる見通しです。
アスベストは耐熱性に優れて安価であったことから、過去にはビルや住宅などで幅広く使われていました。しかし、長期間にわたってアスベストの粉じんを吸い込むと、肺がんや中皮腫の誘因となることが指摘されるようになり、現在はその使用と製造が禁止されています。
一度吸い込んでしまったアスベストを体外に排出する方法はありません。しかも、アスベストが原因で発症する場合、吸入して数十年たってから発症するのです。
一度吸い込んでしまったアスベストを体外に排出する方法はありません。しかも、アスベストが原因で発症する場合、吸入して数十年たってから発症するのです。
第一種衛生管理者試験の問題でも「記録を40年保存しなければならない」と書かれているほど。そのため、「静かな時限爆弾」と呼ばれています。
第一種衛生管理者試験でもアスベストに関する問題は出題されます。
ほかにも何冊か使いましたが、最後に残ったのはこの2冊でした。
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レーザ光で観客30人超が失明。2008年の話ですが…
レーザー光線を観客の目に照射、30人超が失明か - GIGAZINE https://t.co/qwo8L7ePEj
— yoh2 (@yoh2_sdj) 2019年6月20日
追記で納得。そういう運用されることがあるのか。
> 保護装置の付いていないレーザー機器が出回っているのも事実で、小さい会社がこれを使用し、知識のないオペレーターが操作しているのも事実……だそうです。
この記事は2008年のものです。とはいえ、レーザの危険性を知らずに運用したら、同じような事故を引き起こす恐れがあります。
レーザ光は、たとえ小さな放出量であってもパワー密度が高く、人体に有害となる場合があります。取り扱うときは最低限でも「レーザ製品の安全基準 - JIS C 6802」を満たさなければなりません。
JIS C 6802ではレーザを使用する製品を危険度に応じてクラス分けしており、クラスごとに必要な安全対策を規定しています。
クラス | 危険評価の概要 |
1 | 合理的に予見可能な運転条件下で、または観察用光学器具(ルーペまたは双眼鏡)を用いても安全なレーザ製品。
可視光の場合、目がくらむなどの視覚的影響が出る場合がある。 |
1M | 合理的に予見可能な運転条件下で、裸眼では安全なレーザ製品。
光学器具を用いると、条件により目の障害が出る可能性がある。 |
1C | 医用、美容の分野で、眼部以外の体組織にレーザ放射を直接適用するレーザ製品。
出射されるレーザはクラス3R、3Bまたは4のレベルである場合もあり、目標組織に対して潜在的に危険である。 |
2 | 通常、まばたきなどの嫌悪反応によって目は保護され、瞬間的な被ばくのときは安全であるが、意図的なビーム凝視をすると危険なレーザ製品。また、残像による一時的な視力障害や、驚きによる反応動作によるリスクに注意が必要。 |
2M | 裸眼においては、クラス2と同じく、通常まばたきなどの嫌悪反応によって目は保護され、瞬間的な被ばくのときは安全であるが、意図的なビーム凝視をすると危険なレーザ製品。また、残像による一時的な視力障害や、驚きによる反応動作によるリスクに注意が必要。光学器具を用いると、条件により目の障害が出る可能性がある。 |
3R | 直接ビーム内観察による障害がクラス3Bに比べて比較的少ない。意図的に目に露光することは危険である。
また、残像による一時的な視力障害や、驚きによる反応動作によるリスクに注意が必要。 |
3B | 目へのビーム内露光が生じると、偶然による短時間の露光でも通常危険。
条件により、軽度の皮膚障害または可燃物の点火を起こす可能性がある。 |
4 | ビーム内の観察および皮膚への露光は危険。火災を発生させる危険性もある。 |
クラス3Bおよびクラス4のレーザ機器については、レーザ機器管理者を選任し、労働安全衛生法に定められた労働衛生管理体制を整備しなければなりません。その際、衛生管理者を選任すべき事業場にあっては、レーザ機器管理者が行う業務は、衛生管理者の指揮のもので行わせるものすると定められています。
また、労働安全衛生法の「レーザ光線による障害の防止策について」で、安全予防策がクラスごとにまとめられています。
なお、レーザ光の安全基準は国・地域によって異なりますので、その地域に合わせた対策が必要です。
また、労働安全衛生法の「レーザ光線による障害の防止策について」で、安全予防策がクラスごとにまとめられています。
なお、レーザ光の安全基準は国・地域によって異なりますので、その地域に合わせた対策が必要です。
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ノートルダム大聖堂の火災で近隣住民に鉛汚染の懸念
フランスの保健当局が、ノートルダム大聖堂の近所の子供から血中濃度50 μg/L超えの鉛が検出されたとして、近隣の妊婦と7歳未満児童に血液検査を受けることを推奨。この前の大火事で屋根が焼けたことで300トンあまりの鉛が融けたとされており、周囲への汚染が懸念されている。https://t.co/WS2kkRsp2h
— しんじ@理科実験あそびプロジェクト復興のためお仕事承り中 (@oekakimaestro) 2019年6月4日
ノートルダム大聖堂で発生した大規模火災に関しては、その再建に目が行きがち。ニュースなどでも、多くの建築がが示す再建案しか目にしませんでした。
古い建物に使われていた鉛が火災で溶けたことで、近隣住民に健康被害が出る恐れがあるとは気が付きませんでした。今後の再建にあたって、鉛の取り扱い方が問題になりそうです。
第一種衛生管理者試験のおススメ問題集は↓
ほかにも何冊か使いましたが、最後に残ったのはこの2冊でした。
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