0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。 このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。 ついでにガジェットに関しても…

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カテゴリ: 特許・商標

先ほど、特許の関係でお世話になっている先生が来社されました。
本を出版するということなので購入をお願いしていたところ、先生自ら持ってきていただきました。
その本が

patent_book

まださらっとしか見ていませんが、「特許実践講座」というタイトルどおり、事例もけっこう載っていて読みやすそうです。また、特許の取得テクニックだけでなく、特許をビジネスとして活用する視点でも書かれていますので、これから特許を取得しようと考えている方には良い教科書となりそう。
じっくり読み込んでみることにします。そのレビューは別の記事で。

ちなみに、お世話になっているのは金子紀夫氏と齋藤幸一氏。目視検査支援機Neoviewの特許を出願しようとしたときからのお付き合いです。



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オキサロール軟こう

3月25日、中外製薬が後発医薬品(ジェネリック)メーカーなど4社を特許侵害として訴えた訴訟の控訴審判決がありました。知的財産高裁は「製品の本質的な部分に違いはない」として、特許侵害を認めて販売の差止めを命じた東京地裁判決を支持し、後発医薬品メーカー側の控訴を棄却しました。
 
問題となったのは、乾癬(かんせん)治療薬「オキサロール軟こう」。2013年2月、後発薬を販売した岩城製薬、高田製薬、およびポーラファルマと原料を供給したDKSHジャパンに対して、中外製薬は有効成分「マキサカルシトール」の製法特許を侵害しているとして提訴していました。
中外製薬のオキサロール軟こうは、有効成分に関する特許の期限は切れていましたが、製法の特許は期限が切れていませんでした。訴訟では、この製法に関する特許侵害の有無が争われたことになります。


と、ニュースはここまで。

訴訟というと、当社の持つ特許に対して無効審判の請求を起こされたことを思い出します。
当社が原告として類似製品を製造・販売する企業に対して訴訟を進めている中でしたので、被告は訴訟の元となった特許自体を無効にしたかったわけです。
裁判_H100
何度か書面での審理をした後、平成23年3月3日 午後2時00分、特許庁で口頭審理が行われました。
口頭審理のだいたいの流れが 
  1. 宣誓
    3名の審判官らが目の前にいる中、まずは証人として宣誓をします。宣誓書には「良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず~」などと書かれており、これを読むときはガチガチに緊張しました。虚偽の陳述を行った場合の法律上の制裁を告げられると、まるで犯罪者気分。

  2. 口頭審理
    はじまってしまえば、あとは技術的な話です。
    そこは得意分野のはずなのですが、特許に関する審理って独特の言い回しがあって理解しづらいんですよ。間違った答えはできないので「質問が理解できない」と伝えると、審判官は丁寧に質問をしなおしてくれました。
    審判官によって反応が違うのが気になります。ぜんぜん反応しない人、軽くうなずく人、そしてこちらをあまり見ない人。まぁ、個性なのでしょう。軽くうなずく審判官の目をしっかり見て、ていねいに質問に答えました。

  3. 終わりに
    口頭審理の終わりに審判官が「何か言いたいことは?」といったとき、当社が目視検査支援機の開発をしたときの思いを話しました。そして、特許が有効であると信じているということも。
それから20日後の3月23日、当社の特許は有効であるとの審決を受けました。
振り返ってみると、ほんとにすごい経験をしたと思います。同じ経験は二度としたくありませんが。

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kabakun

出典:ITmedia

イソジン」「カバくん」をめぐる訴訟合戦、国内の製造販売元である明治と開発元である米国製薬会社ムンディファーマの両社が18日付で和解しました。

和解による両社の対応内容は

  • 明治
    商品名:「イソジン」→「明治うがい薬」に変更
    パッケージ:「カバくん」は継続使用
  • ムンディファーマ
    商品名:「イソジン」を継続使用
    パッケージ:「カバくん」に類似したキャラクターを変更

両社で2つのブランドを分けた形で落ち着いたようです。それでは、両社のWebサイトを見てみましょう。

明治のWebサイトはいつもと変わらずという感じ。それに対して、ムンディファーマのWebサイト、イソジンというブランドを再構築しようと必死のようです。

個人的な見解ですが、カバくんの商標権を持っていた明治のほうが有利だったでしょう。パッケージ変更にあたって商標権を持つキャラクターを変える必要はありませんし、イソジンという商品名も変更していますから。まぁ、前のパッケージに似ているとは思いますが、パッケージの色や配置にまでムンディファーマが立ち入るのは難しいでしょう。

今回の訴訟は、自社製品を持ちたいと思う中小企業にとって、とても勉強になるものです。
商品名やキャラクターは、企業にとって重要な資産です。商品が売れれば売れるほど、自社ブランドとして商品名やキャラクターの力が増していきます。
商品名やキャラクターを考える際には、ぜひ弁理士さんに相談してください。



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Apple
3月17日、特許侵害で島野製作所がAppleを訴えていた訴訟の判決が東京地裁で出ました。結論は、島野側が敗訴のようです。島野のプレスリリースによると、「島野の請求が棄却された」ことと「今後の対応を弁護士と協議中である」ことが書かれています。
裁判_H100
朝日新聞の記事「アップル勝訴、下請け会社の特許侵害請求棄却 東京地裁」には、と書かれています。

アップル社は「ピンを共同開発したのに、島野製作所が勝手に特許を取った」と反論していた。

このことから、特許法における共同出願が争点になっていたと推測できます。
共同で発明をしたときは、共同で出願するのが基本です。特許を一方が持つ契約があれば別ですが。
この点をAppleが争点としたため、特許が無効とされて島野敗訴となったのかもしれません。
また、島野のプレスリリースには、以下の記載があります。

当社のアイデアが法廷の場で否定された事は、日本の技術の衰退につながることでもあり、真に遺憾であります。

この書き方からすると、Appleは本当に共同開発をしたのでしょうか?
「共同開発」という言葉に対する両社の意味合いは決定的に違うようです。Appleはイメージを伝えただけでアイデアは島野が考えたものであれば、Appleがこの特許にどこまで関わっていたかでさらに争うことになるかもしれません。

これとは別に、Appleによるリベート支払等に関する損害賠償請求の裁判も進んでいます。先日、日本で審理を行なうとの中間判決が出されたのはこちらの裁判のようです。

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海外企業との契約と管轄裁判所。これ、とても大切です!

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syouhyou
出典:産経ニュース

悪意の商標出願」、これは日本の人気キャラクターや特産品などの名称を中国企業などが無断で商標登録することです。日本の知的財産権における大きな問題とされています。

この問題に対して特許庁は、平成28年度から取り消し訴訟を起こす中小企業への訴訟補助を行うそうです。
訴訟準備などの関連費用の3分の2について、最大で500万円まで補助されます。
知的財産権訴訟は日本でやっても費用がかかります。海外となれば、なおさらです。そのため、日本企業が泣き寝入りになるケースも多々ありました。
この補助があれば、悪意の商標出願に対抗できる中小企業も増えるでしょう。

このニュースで思い出したのは、知的財産権訴訟では有名な「しんちゃん」事件。そう、アニメや映画で人気の漫画「クレヨンしんちゃん」のことです。
この事件では、海外で人気の出はじめた「しんちゃん」に目を付けた中国企業が「蝋筆小新」を、日本企業よりも先に登録しました。中国の商標法は日本と同じ先願主義ですので、原則として先に出願した者が権利を取得します。その結果、本物である日本企業が「しんちゃん」の商標で販売できなくなったのです。
その後、日本企業は再審請求を行って商標を取り戻すことができましたが、取り戻すまで事件から8年という年月がかかりました。

当社も似たような経験があります。
海外で目視検査支援機「Neoview」の営業まわりをしていたときのこと。
あるお客様に「すでにNeoviewを持っている」と言われました。あれっ? そのお客様には納品していないんですが…
この場合は商標を取られていませんでしたが、 他社に「Neoview」というブランド名を勝手に使われていたわけです。
その後の経緯については別の記事で。


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