0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。 このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。 ついでにガジェットに関しても…

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カテゴリ: 訴訟

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ニュースで写っていた東京地方裁判所を見て、特許侵害訴訟を思い出しました。
数年前、目視検査支援機Neoviewの特許侵害訴訟で、東京地方裁判所に通っていた時期があります。

日立市を6:30ごろに出発し、霞が関駅まで2時間半ちょい。駅に着いたらA1出口を目指します。駅を出てから建物に入るまでは、徒歩1分。弁護士さん、弁理士さんとは現地集合です。

東京地裁の入口は、バッジを付けた法曹関係者と一般人とで分かれています。一般人は荷物検査をして金属探知機ゲートをくぐらなければならなりません。こんな感じ
160517_tanchiki
スマホや財布をトレイに載せ、カバンとともに手荷物用X線へ。金属探知機ゲートをくぐるだけなのに、変な緊張感が漂います。

ロビーに入ってまわりを見渡すと、なにやら訳ありな人たちが… 壁際のソファーで待っているときも、いろんな話が聞こえてきます。そんな話、ここでしてていいの? ということも。
また、その他にいるのは、傍聴に来ている人。そういう人たちは、受付の横にある開廷表を見ていることが多いです。開廷表とは、その日に行われる事件の事件名、被告人名、法廷の番号などが書かれたもの。誰でも勝手に見てよいのです。おもしろそうな事件を探してるんでしょうね。
早く着きすぎたときは時間つぶしにけっこう見てました。

そうこうしているうちに弁護士さんと弁理士さんが到着。
事前に指定された書記官室に移動します。
何度も東京地裁に行ってますが、そのほとんどが書記官室の会議室で打合せする感じでした。被告側とは裁判所経由で書面のやり取りを事前にしているので、話すことは次回の期日を決めることくらい。だいたい1か月後にまた来ることになります。

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Microsoft サティア・ナデラCEO、Google スンダー・ピチャイCEO

MicrosoftとGoogleは世界での法的争いを終了することで合意に達しました。
両社の声明文は
  • Microsoft
    「当社の法的優先度の変化を反映し、Googleに対する提訴を取り下げることで合意した。今後も事業と顧客のための競争は精力的に続ける」
  • Google
    「両社は精力的に競い合うが、法的にではなく、製品の品質で競いたい。その結果、特許契約に続けて、われわれはお互いへの訴訟を取り下げることで合意に達した」
これにより、両社の競争の場は、法的な場から製品品質へとシフトします。
今後も両社は激しい競争をくり広げると思われますが、ときには競い、ときには協力し、顧客にとって価値あるサービスが提供されることを期待します。

関連URL
ITmedia :MicrosoftとGoogle、世界での法的争いを終了すると発表 

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オキサロール軟こう

3月25日、中外製薬が後発医薬品(ジェネリック)メーカーなど4社を特許侵害として訴えた訴訟の控訴審判決がありました。知的財産高裁は「製品の本質的な部分に違いはない」として、特許侵害を認めて販売の差止めを命じた東京地裁判決を支持し、後発医薬品メーカー側の控訴を棄却しました。
 
問題となったのは、乾癬(かんせん)治療薬「オキサロール軟こう」。2013年2月、後発薬を販売した岩城製薬、高田製薬、およびポーラファルマと原料を供給したDKSHジャパンに対して、中外製薬は有効成分「マキサカルシトール」の製法特許を侵害しているとして提訴していました。
中外製薬のオキサロール軟こうは、有効成分に関する特許の期限は切れていましたが、製法の特許は期限が切れていませんでした。訴訟では、この製法に関する特許侵害の有無が争われたことになります。


と、ニュースはここまで。

訴訟というと、当社の持つ特許に対して無効審判の請求を起こされたことを思い出します。
当社が原告として類似製品を製造・販売する企業に対して訴訟を進めている中でしたので、被告は訴訟の元となった特許自体を無効にしたかったわけです。
裁判_H100
何度か書面での審理をした後、平成23年3月3日 午後2時00分、特許庁で口頭審理が行われました。
口頭審理のだいたいの流れが 
  1. 宣誓
    3名の審判官らが目の前にいる中、まずは証人として宣誓をします。宣誓書には「良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず~」などと書かれており、これを読むときはガチガチに緊張しました。虚偽の陳述を行った場合の法律上の制裁を告げられると、まるで犯罪者気分。

  2. 口頭審理
    はじまってしまえば、あとは技術的な話です。
    そこは得意分野のはずなのですが、特許に関する審理って独特の言い回しがあって理解しづらいんですよ。間違った答えはできないので「質問が理解できない」と伝えると、審判官は丁寧に質問をしなおしてくれました。
    審判官によって反応が違うのが気になります。ぜんぜん反応しない人、軽くうなずく人、そしてこちらをあまり見ない人。まぁ、個性なのでしょう。軽くうなずく審判官の目をしっかり見て、ていねいに質問に答えました。

  3. 終わりに
    口頭審理の終わりに審判官が「何か言いたいことは?」といったとき、当社が目視検査支援機の開発をしたときの思いを話しました。そして、特許が有効であると信じているということも。
それから20日後の3月23日、当社の特許は有効であるとの審決を受けました。
振り返ってみると、ほんとにすごい経験をしたと思います。同じ経験は二度としたくありませんが。

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Apple
3月17日、特許侵害で島野製作所がAppleを訴えていた訴訟の判決が東京地裁で出ました。結論は、島野側が敗訴のようです。島野のプレスリリースによると、「島野の請求が棄却された」ことと「今後の対応を弁護士と協議中である」ことが書かれています。
裁判_H100
朝日新聞の記事「アップル勝訴、下請け会社の特許侵害請求棄却 東京地裁」には、と書かれています。

アップル社は「ピンを共同開発したのに、島野製作所が勝手に特許を取った」と反論していた。

このことから、特許法における共同出願が争点になっていたと推測できます。
共同で発明をしたときは、共同で出願するのが基本です。特許を一方が持つ契約があれば別ですが。
この点をAppleが争点としたため、特許が無効とされて島野敗訴となったのかもしれません。
また、島野のプレスリリースには、以下の記載があります。

当社のアイデアが法廷の場で否定された事は、日本の技術の衰退につながることでもあり、真に遺憾であります。

この書き方からすると、Appleは本当に共同開発をしたのでしょうか?
「共同開発」という言葉に対する両社の意味合いは決定的に違うようです。Appleはイメージを伝えただけでアイデアは島野が考えたものであれば、Appleがこの特許にどこまで関わっていたかでさらに争うことになるかもしれません。

これとは別に、Appleによるリベート支払等に関する損害賠償請求の裁判も進んでいます。先日、日本で審理を行なうとの中間判決が出されたのはこちらの裁判のようです。

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kabakun
出典:ITmedia

うがい薬イソジンと聞いて思い出すのは、昔から親しまれている「カバくん」のキャラクター。
この「イソジン」と「カバくん」という2つのブランドをめぐり、国内で製造販売をしてきた明治と開発元の米国製薬会社ムンディファーマが訴訟合戦をくり広げています。
そのきっかけとなったのは、約55年前から提携関係にあった両社が3月末で契約満了を迎えること。
双方の言い分は
  • 明治の言い分
    ムンディファーマが発売する新しい「イソジン」のパッケージキャラクターが、明治が商標権を保有する「カバくん」に極めて類似している。
  • ムンディファーマの言い分
    明治が新たに発売するうがい薬が、今までのイソジンに酷似している。

双方の意見は対立しており、互いに不正競争防止法に違反するとして、東京地裁に不正競争行為等差止の仮処分を申し立てています。不正競争行為はパッケージなどで消費者に他社製品と混同を生じさせることなので、両社ともそれを立証していくことになります。
訴訟の内容によっては、どちらか一方の製品販売差止めや、双方のパッケージ変更などによる和解となる可能性があります。

さらに問題をややこしくしているのは、うがい薬の有効成分「ポビドンヨード」の製造特許が切れていること。ポビドンヨードを使ったうがい薬はほかにも数多く販売されていますので、「イソジン」と「カバくん」という2つのブランドが売り上げを大きく左右する力を持っていることも訴訟に踏み切った一因なのでしょう。
実際、うがい薬を買いに行ったとき、カバくんマークを探していました。あのキャラクター、なじみがあるので安心感があるんですよ。
さて、「イソジン」と「カバくん」という2つのブランド、どういう結論になるのでしょうか? カバくんは、うがいを続けられるかな?



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