0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。 このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。 ついでにガジェットに関しても…

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。
このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。
ついでにガジェットに関しても…

カテゴリ: 目視検査

一昔前の大型コンピュータ、いまはポケットに入れて持ち歩けるようになりました。みなさんお使いのスマホがそれです。このような電気製品の小型化・高性能化を実現するために、電子部品メーカーは多くの技術を開発し続けています。
その1つが電子部品自体の微小化です。スマホなどのプリント基板には、チップと呼ばれる小さな部品が使われています。
チップ部品のサンプルが
chip-r
出典:電子部品図鑑(受動部品編)

電子部品にはJIS(日本)とEIA(アメリカ)の規格があり、角型のチップ部品では数字をもとにした略称を持っています。チップ品のサイズと略称は
長辺(mm) 短辺(mm) JISでの略称(mm) EIAでの略称(inch)
0.4 0.2 0402 01005
0.6 0.3 0603 0201
1.0 0.5 1005 0402
1.6 0.8 1608 0603
2.0 1.25 2012 0805
3.2 1.6 3216 1206
3.2 2.5 3225 1210
5.0 2.5 5025 2010
6.4 3.2 6432 2512
たとえば0.4mm×0.2mmの部品だと、ゼロヨンゼロニと呼びます。06mm×0.3mmだとゼロロクマルサンですね。
この辺のサイズの部品は、スマホやスマートウォッチで使われています。

と、表を見ても大きさがイメージできませんね。青文字で示された小さいほうの2つが
Panasonic_Chip
出典:「実は福井」の技

このように、電子部品のサイズが小さくなったからこそ、スマホのような小さな機器にあれほどの機能を盛り込むことができているのです。

しかし、電子部品の微小化は、ものづくりの現場からすると良いことばかりではありません。
部品が小さくなると、部品の搭載自体がむずかしくなりますし、検査も今まで以上の精度が要求されるからです。
そこで注目なのが自動外観検査機(通称、AOI)です。肉眼ではとても見えないケシ粒ほどの部品を、カメラやレーザーを使って撮影・計測して高速判定してくれます。さらに、自動外観検査機とのコンビネーションで効果を発揮するのが目視検査支援機「Neoview」なのです。

関連記事
電気製品の頭脳、プリント基板での検査の種類

をクリックお願いします。励みになります!  
  クリックして応援をお願いします!

neoview
目視検査支援機「Neoview」を長年お使いいただいている御客様からサポート窓口に電話が入りました。
その内容は「こんなことできる?」というご質問です。
製造する製品や作業環境が変わると、目視検査支援機に対する要求にも変化が出るのでしょう。
まずは、それに近い機能をご紹介し、さらに 御客様から詳細な情報をいただくことにしました。

「こんなことできる?」というご質問、現場の声ですからハッとする内容も多いものです。
ハッとする
どのような目的でその機能が必要なのか、何に重点を置いて検査をするのか等、御客様からいただいた情報は製品開発に役立てています。
このように、商品がアイデアを連れてくることが多々あります。だからこそ、サポートは重要なのです。

進化する検査機と進化しない検査機、その違いはサポート力にかかっているのかもしれません。
 
をクリックお願いします。励みになります!  


  クリックして応援をお願いします!

当社はプリント基板の実装を生業としています。簡単にいうと、電気製品の頭脳であるプリント基板に電子部品をハンダ付けする仕事です。
PCBA
いまどきの電気を使うほとんどの機器、スマホや自動車にはプリント基板が搭載されています。
プリント基板実装の場合、主要な検査機は
  • 自動外観検査機(通称、AOI)
    実装された部品、ハンダ付けの状態などの外観で良否を判定する検査
    AOI_YAMAHA_YSi-V
    出典:ヤマハ発動機
     
  • インサーキットテスター(通称、ICT)
    実装された電子部品の1つ1つを測定して良否を判定する検査
    ICT_TRI_TR5001
    出典:TRI
  • ファンクションテスター(通称、FCT)
    実装後の基板に電源を供給した状態で回路動作の良否を判定する検査
    FCT_Landrex
    出典:Landrex
これらの検査機は異なる目的で使われており、通常はプリント基板に電気を通す前に外観検査を行います。
不良があった場合、いきなり電気を通すとプリント基板自体が壊れたり、最悪の場合は検査機自体も壊れたりするので、その防止のためですね。

みなさんがお使いの電気製品はどんどん小型化し、さらに機能は日々向上しています。
それに追従するために、検査技術も日々進化しており、検査速度・検査精度ともに格段に向上しています。
その中でも自動外観検査機の進化はスゴイです。自動外観検査機とNeoviewの関係については別の記事で。
 
をクリックお願いします。励みになります!  

  クリックして応援をお願いします!

ものづくりの現場では、品質保証を目的とした検査が数多く行われています。
とくに日本のメーカーは品質を重視しますので、工程内や工程間で厳重に検査をし、後工程や顧客に不良を流さないように努力しています。
それほど重要な工程である検査ですが、残念なことに「付加価値を生まない工程」と言われています。
それなのに、なぜ検査工程は必要なのでしょうか?

不良を流出させないため

このあたりが一般的な解答でしょう。
さて、ここで思い出すのは、以前の記事にも書いたテレビドラマ「下町ロケット」
あの中でこんな場面がありました。
佃品質 佃プライド
出典:TBS「下町ロケット」公式サイト

不良は、ものづくりの敵です。自動車などの場合、不良が発生すると人命に関わるおそれがあります。また、携帯端末や通信機器などで不良が出ると、とんでもなく大きな損失が出たりすることもあります。
それらを防ぐためには、製品すべてに対しての検査(全数検査)が必要になるわけです。
厳重な検査をして品質を保証することは、御客様に安心を提供するという ものづくりのプライドに繋がります。
当社は、安心を作るものづくりに検査装置の分野で貢献し続けたいと日々の開発を続けています。
 
下町ロケット -ディレクターズカット版- DVD-BOX
阿部寛
TCエンタテインメント
2016-03-23

下町ロケット (小学館文庫)
池井戸 潤
小学館
2013-12-21


 
をクリックお願いします。励みになります! 





  クリックして応援をお願いします!

その昔、Neoviewにはとんでもないデバイスが搭載されていました。
そのデバイスは
Neoview_HMD

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。先日の記事「大人気、19,800円のHMD! アイデアの宝庫、サンコーレアモノショップ」でも紹介しました。HMDを使ったアトラクションもあるので、ご存知の方も多いでしょう。

その当時、HMDはまだ出始めのころであり、映画などを大画面で見るための特殊なモニターのような扱いでした。それを目視検査の分野に持ち込んだのです。
アリのように小さくなってキバンの上で検査したい
そんなイメージを持っていました。1966年の映画「ミクロの決死圏」のような感じですね。

できるかどうか悩むより、まずはやってみる。やったもん勝ちです。
ミクロの決死圏 [DVD]
スティーブン・ボイド
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2014-03-05

 
をクリックお願いします。励みになります! 

  クリックして応援をお願いします!

↑このページのトップヘ