目視検査 : 0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。 このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。 ついでにガジェットに関しても…

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。
このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。
ついでにガジェットに関しても…

カテゴリ: 目視検査

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出典:マイナビニュース

富士通と富士通システムズ・イーストは、TOTOのベトナム工場向けにIoT(モノのインターネット)技術を活用したシステムを開発・稼働したと発表しました。
このシステムでは、ICタグなどを活用。全工程での仕掛品の進捗・品質情報、さらに熟練工のノウハウを含む作業手順などのあらゆる情報を収集して可視化しています。
IoT技術を導入したことで、データ化が難しかった熟練工のノウハウの可視化や統計的なデータ活用による分析が可能になり、高品質な製品の安定的な生産につなげてられるとのこと。

熟練工のノウハウを可視化できるのはメリットが多いですね。
海外工場の場合、作業者の入れ替わりが激しくてノウハウが残しづらいこともあります。
可視化された情報が日本と海外の工場で共有できれば、いままで以上に生産効率と品質をアップすることができるでしょう。

可視化といえば、目視検査支援機Neoviewの得意分野。
拡大鏡や顕微鏡で目視検査をした場合、検査の詳細な記録を残すのはけっこう大変です。
Neoviewならば、目視検査をしたときの画像を自動で記録してくれますので、いつ、誰が、何を見て、どう判断したかまで可視化できます。
興味のある方は、お問い合わせにアクセスしてください。
neoview


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出典:Panasonic

パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「ZK」シリーズを製品化しました。2016年9月から量産を開始します。

この製品は、自動車のECU(エンジンコントロールユニット)の電源回路に適したもので、ECUの電源電圧の安定化やノイズ除去などに使用できます。
これまで困難だったコンデンサーの小型化と大容量化を両立。従来品と同等の耐熱性も維持していることから、ECUの小型化やエンジンへのECU直接搭載に貢献します。

ちなみに、ECUとは、エンジンの運転制御にかかわるコントローラです。ECUの例は
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出典:shop-arm

一般的なECUには、けっこうデカい電解コンデンサが搭載されています。
これまでの大電流対応のコンデンサはチップマウンタによる面実装が難しく、別工程のインサータで実装を行うのが主流でした。ZKシリーズは面実装タイプのため、基板への自動実装が可能となります。
今回の発表により、ECUの電解コンデンサは面実装が主流となるでしょう。

ECUはエンジンを制御するコントローラですから、非常に高い品質が要求されます。
自動車関連の基板にかかわるお客様の多くで、Neoviewでの目視検査工程が必須となっています。
設備の新設・増設の案件も多数。出荷まで今しばらくお待ちください。

関連リンク
Panasonic ニュースリリース
Panasonic 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ 製品情報


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これまた海外での話。

目視検査支援機Neoviewの営業で台湾のPCメーカー数社を回っていました。
ある会社の製造マネージャーに説明を始めようとしたところ、「すでにNeoviewを使っている」と自信ありげ。

 ん? うちでは納品していないんですが…
 なにかおかしい_H100

話を聞いてみると、お客様が使っているのはNeoviewをパクった類似製品。当社の製品ではありません。
話をまとめてみると、どうやら

 Neoview = 目視検査支援機を指す総称

なのだそうです。

台湾の大手EMSでNeoviewの導入が進んだ当時、目視検査支援機そのものが新しい概念の製品でした。
そのため、Neoviewを使った目視検査の工程を表す名前がありません。
拡大鏡や顕微鏡で行う「目視検査」工程とは明らかに違いますし、自動で検査する「AOI」工程でもありません。
いつしか目視検査支援機を使う工程は「Neoview工程」という名前になったそう。
ということで、類似製品をNeoview工程に導入したから「すでにNeoviewを使っている」わけです。

前記事に書いた謎のメンテナンスマンの正体、だんだん明らかとなってきます。

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今から12年ほど前、海外で目視検査支援機Neoviewが大量に導入された頃の話。
販売を開始して数年たった頃のことです。

取引先から「この間のメンテナンスは何だったのか?」と質問されました。
当社の社員がいきなりやってきて、目視検査支援機のカバーを外し、あちらこちら調べていったそうです。

 ん? うちの社員、台湾へメンテナンスに行ってませんけど…
 なにかおかしい_H100

さて、謎のメンテナンスマン、いったい誰なんでしょう?

それから少し後、Neoviewにそっくりな類似製品が台湾で見つかりました。

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コニカミノルタでは、デジタルマニュファクチュアリングという活動をマレーシアおよび国内のモデル工場で実践しているそうです。この活動、自動化技術とITを組み合わせたもので、その目標は「人・場所・国・変動に依存しない生産方式を確立すること」
たとえば、各工程の品質データを集め、PC、タブレット、スマートフォンなどで閲覧できるようにしたそうです。これにより、日本にいながら海外工場の設備稼働が管理できるのです。

実は、目視検査支援機Neoviewでも品質データを海外工場から確認することができるんです。
それを実現するが品質管理ソフトウェア QC-Aid(キューシー エイド)

このソフト、自動外観検査機(AOI)や目視検査支援機Neoviewでの品質データをWebブラウザで管理できます。仮想プライベートネットワーク(VPN)で海外工場に接続すれば、海外の生産状況までリアルタイムに把握可能。
国内外での導入数が大幅アップ中です。

見える海外工場に興味のある方はをクリック!
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