訴訟 : 0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

0を1にする! 検査機メーカーになった町工場のブログ

『メーカーになりたい!』 それは町工場の夢。私もそれを夢見る一人でした。 このブログでは、町工場が検査機メーカーとなるまでに経験した出来事やノウハウを幅広く書き留めます。 ついでにガジェットに関しても…

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タグ:訴訟

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老舗の井筒八ツ橋本舗が別の老舗・聖護院八ッ橋総本店に対して創業年表示の差し止めと損害賠償を求めていた訴訟について、京都地裁は原告の請求を棄却しました。

2018年6月4日、この訴訟で原告の井筒八ッ橋本舗は、被告の聖護院八ッ橋総本店が根拠のない創業年を公表しているとして、不正競争防止法に基づき、創業年表示の差し止めと600万円の損害賠償を求めました。
訴状によると、被告は、店の看板や商品などに「創業元禄二年」などと記載。
これに対して、原告は、被告がいつから八ッ橋を作り始めたか記録した文献はなく、「最初に八ッ橋を販売したかのような虚偽の説明がされ、自社の信用や価値を侵害された」と主張しています。



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出典:シャープ

シャープは、テスラモーターズジャパンによる通信装置を搭載した電気自動車の輸入・販売行為が、同社の複数のLTE関連特許を侵害しているとして、2020年1月31日、2月3日および3月19日に、東京地方裁判所に計3件の特許に基づく特許権侵害差止請求訴訟の提起を行いました。

同社は世界50か国以上で合計6,000件以上の通信規格特許を保有しており、今後も知的財産権が侵害されていると判断した場合は厳正に対処するとしています。


関連リンク
OPPOおよびオッポジャパンに対する 特許侵害訴訟の提起について


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出典:シャープ

シャープは、Guangdong OPPO Mobile Telecommunications Corp., Ltdおよびオッポジャパンが、同社が持つ複数のLTE関連特許を侵害しているとして、両社に対する特許侵害に基づく損害賠償請求訴訟の提起を行いました。

なお、提起を行った裁判所は、OPPOに関しては、イツのミュンヘン第一地方裁判所およびマインハイム地方裁判所、オッポジャパンに関しては東京地方裁判所です。


関連リンク
OPPOおよびオッポジャパンに対する 特許侵害訴訟の提起について


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出典:シャープ

2020年1月30日、シャープは、オッポジャパンが、スマートフォンの通信技術に関する同社の無線LAN関連特許1件を侵害しているとして、東京地方裁判所に特許権侵害差止請求訴訟を起こしました。特許権侵害差止仮処分の申立ても同時に行っています。


関連リンク
オッポジャパンに対する特許権侵害訴訟の提起について|ニュースリリース:シャープ


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「特許法等の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」が閣議決定されました。附則第1条本文において定める施行期日は令和2年4月1日となります。

これまでの訴訟制度では、裁判所が侵害者側(被告)に証拠資料を求めることはできましたが、強制的に証拠資料を集めることはできませんでした。証拠資料は侵害者側が保有していることが多く、侵害を受けた被害者側(原告)は証拠集めができず不利であることが課題となっていました。
今回の特許法改正では、中立の立場にある技術専門家が侵害した企業に立ち入り、証拠資料を収集できるようになります。また、損害賠償額についても、被害者側の製造能力や販売能力を上限とせず、特許権侵害があったことを前提として交渉した場合に決まるであろう額を考慮できる旨が明記されます。

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出典:経済産業省

今回の改正によって、被害企業がより高い損害賠償を請求できるようにし、侵害者側がやったもん勝ちとなることへの抑止力が強まるとみられています。



目視検査支援機Neoviewの特許侵害訴訟では、ここで書いてある証拠資料に何度も泣かされた思い出があります。
裁判所が証拠資料を被告側に求めたところ、出てきた資料は「営業秘密だから」との理由で黒塗りのものだらけ。販売先のリストとして出された資料は、この裁判用に作られたものに黒塗りされており、被告が持つ原本は提出されませんでした。
納品伝票に関しても「裁判とは関係がない」とする項目は黒塗りで消されており、原告側が裁判と関係がないことを確認する手段がありません。つまり、原告側は損害額を的確に把握する手段がなかったわけです。
今回の改正によって、被害者側の企業は泣き寝入りせずに済む事案が増えるでしょう。ただし、技術専門家の中立の立場をどう保証するかなど、運用面での課題が残ります。




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